デナリ国立公園へ
アラスカの旅、まずアンカレジから北へと向かいましょう
北米大陸の最高峰デナリ山(マッキンレー6190m余り)を取り巻くデナリ国立公園まで380km余り(東京ー大阪ほど)を、展望車付きのアラスカ鉄道で7時間 かけて行きます。
アラスカ鉄道でもらった路線図⇒
緑の中を行く黄色い車体、とても良い姿です。
冬は週一便になってしまうこの路線ですが、夏の間は毎日運行されています。
ずっと緑の原野と豊かな森が続きますが、途中から背の低い針葉樹が点在するようになります。永久凍土ーツンドラ地帯に入ったのです。
相変わらず緑一色ですが、違いがはっきりわかります。
夏には地表は融けるので植物が生えるのですが、その下が通年凍っているので深く根が張れずに、大きくなれないのです。
ツンドラ地帯
太陽の様にまん丸顔の車掌さん、
娘をとても可愛がってくれました。
車掌が絶えず車内を巡回していて、色々な案内や説明をしてくれます。
窓からたまにムース(ヘラジカ)が見えることがありますが、最初に見つけた人が
「居たぞ、居たぞ!」とみんなに知らせると、その乗客にはチョコレートムースが振舞われるのです。
私も見つけたのですが、もう先に誰かが叫んでいて、チョコレートムースは取り逃がしました!
ちなみに、静かに座席に座っている人はほとんどいません。皆入れ替わり立ち代わり展望車へ行ったり、窓に張り付いたり、食堂車へ行ったり・・
大の大人が遠足の小学生みたいでした。まあ、私たちも人の事は言えませんが・・・
白いリネンがかかった食堂車
写真は最初の時に夫が写したものですが、緑の二つは帰りのセスナで空からのものです。
温暖化が更に激しく進んだ今、もうこのあたりはツンドラ地帯ではなくなったのかしら・・・